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Malt Crazy
道楽もほどほどに
日記的雑感
 
 

いくつあるの?

食べる事は、生きていく上で絶対不可欠な事だから、
好きな方が楽しいと思うのだけれど、あまり興味を持たない人もいたりして、
不思議に思う事がある。
もっとも、「どこそこに新しい店ができた」と聞けば、必ず食べにいく私も、
彼らから見れば不思議な人種に見えるのだろうが。

情報を作る人達の中には、まさにその両極端が存在するらしく、
私の職場では食事=エサと思っている?・・と疑いたくなる人間が、
どうも多いように感じる。
(これは、あまりに仕事が忙しく、食事をしながら仕事するのは当たり前的な習慣が
 根付いてしまう事と、仕事以外の事に少しでも神経を使えない余裕の無さがさせる
 性のようなものかもしれない)

で、自然に、昼食のグループはコダワリ派とエサ派に別れるのだが、
たまたま後者のグループと共に食事に出ると、質より量の食事となってしまう(笑)

そんな時は、諦めて食事を少しでも美味しくいただこうと、机の上の調味料や
食べ方の工夫(勿論、何をオーダーするかがまず第一だが)をこらす事になるのだが、
何ができるかでかなり味を変化させれれる事も事実。
(調味料の類が机の上に多いのを、私はアメリカンタイプと呼んでいるが、
 野毛の湯麺が有名とされる店はまさにそのタイプで、机の上の調味料で味付けをして
 初めて食べられるようになったりする(笑))

職場が中華街に近いから、どうしても食事は中華料理が多いのだが、
中華料理の調味料はかなり多彩だと思う。
醤油・酢は当たり前として、カラシや唐辛子ソース、ラー油位は
どこの店でも机にのっている。

それが香港になると、カラシは存在しないが、醤油が2種類あったり
唐辛子ソースが2種類あったり、オイスターソースがあったりと実に面白い。
しかも、それとは別に唐辛子ベースのペーストが小皿に載せて出されたりするから、
どれをどう入れたらいいか解らなくなる(笑)
また香港の場合、醤油が酢のように透き通っていたり、酢は醤油のように黒い物の方
が多かったりするので、見た目では解らず余計混乱する。

そういう場合は、現地の人を見て真似をするようにしているが、
麺に無造作にかけている色々な具の混じったラー油?(XO醤かも)みたいなものを、
自分も入れて食べてみたら、口が曲がる程辛かったりして、なかなかチャレンジ精神を
刺激してくれる。

日本に比べれば、混んでいる店はどこも抜群に美味しくて、そこにさらに何かを足す気
にはならないし、料理自体に最初からかけてある事が多いのだが、余程の高級店以外
では机の上にはかなりの量の調味料が並んでいるから、現地の人はもっと複雑な食べ方
を楽しんでいるのだろう。

香港へ行ったら必ず食べる物の中に、「油菜」(青菜炒め)があるが、今回オーダー
したのは「蝦子油菜」だった。(16香港ドル=224円)
これは、菜の花の油炒めだったが、上にオイスターソースをベースにした餡がかかり、
さらに蝦の卵を乾燥させたものが振りかけてある。
これにちょっとだけ酢(らしきもの)をかけ、唐辛子ペーストを箸でちょんちょんと
つけて食べると、「後はご飯だけでも良い」と叫びたくなってしまった。(爆)

その店は粥麺屋なので白飯は無い(香港で白飯を出す所はあまり無い)から、
「鮮蝦雲呑麺」(17香港ドル=240円)をオーダーした。
プリプリの蝦が詰まった雲呑が麺を隠すほどのり、
雲呑自体にしっかり味がついていてたまらなく美味しのだが、
スープがまた別な味付け(鶏ベースの上湯)で2回楽しめてしまう。
(さすがにラー油もどきを入れて、3回目は試さなかったが)

こんな美味しい物を腹いっぱい食べても、500円かからないとは・・・と
毎度思うのだが、それでも現地の人には高いオーダーの仕方に見えるらしい。

事実セットメニューだと30香港ドル(423円)も出せば、飲物までついてくる。
朝のメニューは
ハムエッグ+トースト+スープ(くたくたのマカロニorインスタント麺入り)
+好きな飲物(甘すぎるミルクコーヒーが多い)
なんてスタイルが多いのだが、
朝からビーフカレー+コーヒーなんて強者もいる。

それでも30香港ドル以下が当たり前だし、お粥だけだとその半額で食べられる。
(もっとも、あの上質なスープの中にインスタントラーメンを入れた「公仔麺」
 なんて物は、食べようとは思わないのだが(爆))

日本に帰ってきてまだ、中華街で食事をしていないが、
食べたらきっと、スープの薄さにまた香港の味を思いだしてしまうのだろう・・・。


暑くならず、言葉が通じて、仕事があったら、香港に移住したくなるのは、
やっぱり食い意地の張っている証拠に違いない(爆)

                              H

 
 
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